アメリカの鉄道事業はなぜ衰退したのか??薬学部の男がマーケティングの視点から徹底解説してみた。 【マーケティング初心者必見!!】おすすめ本 「100円のコーラを1000円で売る方法」永井孝尚(ながいたかひさ)~PART1.マーケティング・コンセプトについて~
こんにちは。
今回から解説する書籍は、
「100円のコーラを1000円で売る方法」
永井孝尚 著
です!
いやぁ~勉強になる本でした!
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僕は薬学部に所属していてマーケティングなんて全くわかりませんでした。
ですが数々の有名商品のヒットの理由や衰退の理由を軸にマーケティングが学べるのでとてもわかりやすかったです。
マーケティング初心者にとって必読書と言ってもいいくらいです!
本書を見るだけでも十分理解することは可能なのですが、僕がさらにわかりやすく解説していきます。
どうか最後までご覧ください。
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*本書はPART1からPART10まで一連のストーリーとして書かれています。
しかしこの記事では詳しくは触れておりません。ご了承ください。
詳しく知りたいという方は本書をお読み下さい。
PART1.事業の定義
アメリカの輸送事業について深く考えたことはあるだろうか?
イギリスで初の蒸気機関車が生まれてから5年後にアメリカで鉄道事業が開始された。
1916年頃のことである。
しかし、それをピークにアメリカの鉄道事業は衰退していったのだ。
それと同時にアメリカの輸送事業のシェアは飛行機、車などが大部分を占めるようになった。
その原因はなにか?
それは、飛行機、車などのその他の輸送事業にお客をとられたというだけではない。
重要なのは、
「鉄道会社が自らのことを輸送事業ではなく鉄業事業ととらえていた」
どういうことか?
鉄道会社はこう考えていた。
「うちは鉄道会社だからお客様が飛行機を使おうがうちには関係ない。」
この例を通してマーケティングの根幹が学べる。
それは、
「製品志向と市場志向の考え方」
である。
つまり今回の例はマーケティング・コンセプトの失敗の例としてあげられたのだ。
- 製品志向
- 市場志向
→「顧客と競合他社の両方」に主眼をおいた考え方
今回の例にある鉄道会社はどっちのマーケティング・コンセプトであったのだろうか?
もうわかっている方もいると思うが、鉄道会社は製品志向で経営をしていたのだ。
どうしたらもっと快適にお客様が鉄道を利用できるか、どうしたらもっと早く目的地につけるか。
自分たちの製品(電車、新幹線)のみを考え、競合他社の製品(飛行機、バスなど)を考慮してこなかったのだ。
製品志向のデメリットは柔軟性の低さなのである。
もし競合他社のことを考慮していればそれと共存できるなにかを生み出すことができたかもしれない。
そして鉄道会社は今も輸送事業のシェアを持っていたかもしれない。
世の中は常に変わり続けている。
自分が変わり続けないということは自分が世の中について行けていないことを意味するのだ。
また市場志向にはもう一つ大きなメリットがある。
それは、
「顧客中心の考え方」ができるようになる。
ということである。
これについては「PART2.顧客絶対主義の落とし穴」で深く解説していきたいと思う。
ではまた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最後までご覧頂きありがとうございました!!
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今回紹介した書籍
「100円のコーラを1000円で売る方法」
下のURLからご購入可能です!
おすすめですのでぜひ読んでみて下さい。
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